15 October

グランドピアノ選定

今日はグランドピアノ選定の為、お客様とヤマハ本社工場に
行ってきました。
グランドピアノ選定とはヤマハのグランドピアノC3以上を
ご契約いただいたお客様が同一機種で弾き比べをし
お気に入り頂いたピアノを御納品させて頂くシステムです

道中、東名高速集中工事の影響で大渋滞になりましたが
なんとか予定時刻に到着。
まずは、来客会館で受付です

応接室に通され待つこと数分、事前に予約をしてました
お昼ご飯、『うな重』が運ばれてきました。
浜松だけにうなぎ。美味です


お腹も満たされ、いよいよお客様とピアノ選定室へ

3台のピアノが準備され、試弾開始

華やかなピアノ
音が柔らかいピアノ
ガツンと鳴るピアノ

同じC3ですがそれぞれ特徴があります

納得いくまで弾き比べをし、お客様は第一印象が
良かった『華やかなピアノ』を選ばれました

決定するとスタッフの方が『選定確認書』を
発行してくれます。

確認書にはお客様名、製造番号、選定日が記され
後日、選んだピアノが自宅に納品されることを約束します。

お客様にとって自分で弾くピアノを自分で選ぶ事は
なにものにも代え難い喜びだと思います。
私自身、担当者として何度か選定に立ち会わせて頂きましたが
皆様、大満足して頂いてます。
もしグランドピアノを検討されてるお客様いらっしゃいましたら
是非、選定をしてみてください。
自分で選んだグランドピアノは一生の宝物になるはずです。

選定室のロビーには、巨匠ピアニスト　リヒテルが
演奏したピアノが展示されてます





(サイン入り)

ヤマハとリヒテルの関係は深く以前NHKで放送された人気番組プロジェクトXでも紹介されました。

その中の一節で下記のようなエピソードを紹介していました。
〜1979年、3度目の来日の際に、「私のピアノを作ってくれているヤマハの人たちへのお礼に、工場で演奏をプレゼントしたい」と云った。
びっくりしたヤマハ（浜松）の人々は大いぞぎで工場内のピアノ試聴室に、ピアノを整えた。観客は作業服姿のピアノ技術者ばかりである。しかし、リヒテルは云った。
「私はこれほど緊張して演奏した記憶がありません。何故なら、ここにいるのは本当にピアノを愛している人たちばかりだからです」

素晴らしすぎます。

ヤマハの仕事に携わる一人の人間として
目頭が熱くなったのを思い出しました

多くの一流音楽家が愛用するヤマハピアノ。
是非多くの方に、そして未来ある生徒達に弾いてほしいと
思っています。